飲食店のショート動画の作り方|料理の魅力が伝わる撮り方と編集のコツ
ジュッと焼ける音、とろりとかかるソース、器から立ちのぼる湯気。おいしさは、音と動きでも伝わります。
飲食店のショート動画なら、写真では止まってしまうその瞬間を、スマホひとつで届けられます。
おいしそうに撮るために押さえたいのは、やわらかい光と、見せたいものに合わせた構図、そしてシズル感のある音。
撮り方・編集・来店につなげる工夫は、自社運営の店舗「こんな夜更けにアイスかよ」でショート動画を続けてきた経験も踏まえています。
この記事でわかること
- 飲食店のショート動画で撮りたい場面の考え方
- 料理をおいしそうに見せる撮影の基本(光・構図・音)
- 最後まで見てもらいやすい編集のコツ
- 来店につなげる工夫と、撮影前後のチェックリスト
飲食店がショート動画で伝えられること

始める前に「何を伝えたいか」を考えると、撮る場面を決めやすくなります。
飲食店なら、次のような題材が考えられます。
- 料理の仕上げの瞬間:盛り付け、ソースをかける、チーズが伸びる、湯気が立つなど
- 調理の工程:仕込み、焼く・揚げる音、手際の良い作業
- お店の雰囲気:入口から席までの様子、照明、カウンターの空気感
- 人の魅力:店主やスタッフのこだわり、料理への想い
- 季節・限定の情報:新メニューや季節限定の一品の紹介
一本に詰め込む必要はありません。一本につき伝えることを一つに絞ると伝わりやすくなります。
お客様が映る場面は、了承を得るか、映らない時間帯や角度で撮りましょう。
お客様によく聞かれることも題材になる
「どれがおすすめ?」「量はどのくらい?」「一人でも入りやすい?」といった質問は、そのまま動画のテーマになります。
例えばランチ営業の店なら、日替わりの紹介や一人席の様子を見せると、初めての人の不安を減らせます。
テイクアウトがある店なら、注文から受け取りまでの流れを見せるのも一つの方法です。
料理をおいしそうに撮る撮影の基本

光はやわらかく、料理の横や斜め後ろから
まず意識したいのが光です。窓からの自然光など、やわらかい光で撮ると色や質感がきれいに見えます。
横や斜め後ろから光が当たると、立体感やツヤが出ます。
天井の照明で真上から照らすと影が強く出るので、場所をいくつか試してみてください。
構図は「何を見せたいか」で決める
- 真上から撮る:盛り付けや器、複数の料理を並べた様子を見せたいとき
- 斜めから撮る:料理の高さや断面、ボリューム感を見せたいとき
- 寄りで撮る:ソースのとろみや焼き目など、質感を見せたいとき
ショート動画は縦長の画面(縦横比9:16が一般的)で表示されます。
料理を中央付近に置き、寄り気味に撮るとバランスが取りやすくなります。
音と動きで「シズル感」を出す
焼ける音、揚げ物の音、グラスに注ぐ音も、おいしさを伝える要素です。
雑音を避け、スマホを固定してブレを抑えましょう。
湯気は、暗めの背景の前で横から光を当てると見えやすくなります。
撮影の基本は、ショート動画を集客に活かす方法|企画・スマホ撮影・編集の基本と続けるコツも参考にしてください。
最後まで見てもらうための編集のコツ

撮った素材は、編集でテンポを整えると見やすくなります。
冒頭に一番おいしそうな場面を置く
ショート動画は、次々にスクロールしながら見られます。
冒頭に完成形や一番の見せ場を置き、「これは何だろう」と思わせる始まりにしましょう。
不要な部分はカットしてテンポよく
手元が映らない時間や、動きが止まった部分はカットします。
寄り・引き・真上など角度の違うカットを組み合わせると、リズムが生まれます。
テロップは短く、必要な情報だけ
音を出さずに見る人もいるので、料理名や一言をテロップで添えましょう。
文字は短く、料理に重ならない位置に置きます。BGMは利用条件を確認して選びましょう。
長さは「伝えたいこと」に合わせる
長さに正解はありません。仕上げの瞬間なら短く、工程を見せるなら少し長めに、と内容で決めます。
編集後は通して見て、飽きる部分や似た場面が続くところは思い切って削りましょう。
色味は実物に近く
明るくしすぎると、実物と印象が変わることがあります。
来店して「動画と違う」と感じさせないよう、実物に近い色味に整えましょう。
来店につなげるための工夫

動画は見てもらうことがゴールではありません。「行ってみたい」と思ってもらい、来店につなげることが大切です。
- 動画の最後に「ご予約はプロフィールから」など、次の行動を一言添える
- 説明文に、料理名や提供期間、お店の場所を簡潔に書く
- プロフィールに営業時間や予約方法、地図への案内をまとめておく
- 「季節限定」「数量限定」など、来店のきっかけになる情報は正確に伝える
- 動画で紹介したメニューを、ハイライトや固定投稿にもまとめておく
動画を見た人が、店名で検索して場所や営業時間を確かめることもあります。Googleビジネスプロフィールやホームページの情報も最新にしておきましょう。
導線の整え方は、ショート動画を問い合わせ・来店につなげる導線のつくり方で解説しています。
投稿全体の考え方は、飲食店のインスタ運用|来店につながる投稿の作り方と続けるためのコツをご覧ください。
撮影を営業の流れに組み込む
ショート動画は、続けることでお店の雰囲気が伝わっていきます。
仕込みや開店前など、撮りやすいタイミングを決めておくと、無理なく素材を集められます。
- 新メニューを作るときは、試作の段階から撮っておく
- 同じ料理でも角度や場面を変えて複数のカットを撮りためる
- 撮った素材は日付やメニュー名でフォルダ分けしておく
素材がたまっていれば、忙しい時期も編集だけで投稿できます。
撮影はお店で行い、編集だけを外部に任せる分け方もあります。
撮影前後のチェックリスト

撮影と投稿の前に、次の項目を確認してみてください。
- この動画で伝えたいことを一つに絞っているか
- やわらかい光が入る場所で撮影できているか
- お皿やテーブルの汚れ、背景の余計な物が映っていないか
- スマホのレンズを拭き、固定してブレを抑えて撮れているか
- お客様やほかのスタッフが、了承なく映り込んでいないか
- 冒頭に一番の見せ場を置いているか
- 不要な部分をカットし、テンポよく見られるか
- テロップの文字が読みやすく、料理に重なっていないか
- BGMや素材の利用条件を確認しているか
- 説明文やプロフィールから、営業時間や予約方法が分かるか
飲食店のショート動画でよくある質問

スマホだけで、おいしそうに撮れますか?
撮れます。やわらかい光が入る場所を選び、スマホを固定して寄りで撮るだけでも、見え方は大きく変わります。
撮影の前に、レンズの汚れを拭いておくことも忘れずに。
営業中に撮影してもいいですか?
お客様の迷惑にならない範囲なら撮れますが、映り込みには注意が必要です。
仕込みや開店前、閉店後など、お客様がいない時間に撮るほうが安心です。
どのくらいの頻度で投稿すればいいですか?
無理なく続けられるペースが基本です。
新メニューや季節の切り替わりなど、伝える話題がある時期に合わせると、ネタにも困りにくくなります。
顔を出さずに発信できますか?
できます。手元や料理、店内の様子が中心でも、お店の魅力は伝えられます。
店主の声だけを入れる、テロップで語りかけるなどの方法もあります。
まとめ

この記事のまとめ
ショート動画は、仕上げの瞬間や調理の音など、写真では伝えきれない魅力を届けられる手段です。
光と構図を意識して撮り、冒頭に見せ場を置いてテンポよく編集し、最後に来店の案内を添えましょう。
- 1本で伝えることは1つに絞る
- やわらかい光を、横や斜め後ろから当てて撮る
- 冒頭に一番おいしそうな場面を置き、色味は実物に近く整える
- 営業時間や予約方法が、説明文やプロフィールから分かるようにする
営業しながら撮影・編集・投稿を続けるのは大変です。撮影はお店で、編集は外部に任せるなど、続けられる形を考えましょう。
合同会社みんなちがってみんないいでは、東大阪を拠点にショート動画の企画・編集やInstagram運用を承っています。詳しくはショート動画作成のサービス紹介をご覧ください。
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