印刷会社・加工業のホームページ|対応できることを分かりやすく見せる方法
「こんなことも頼めたのか」。長い付き合いの取引先でも、対応範囲を知らないことがあります。
印刷会社・加工業のホームページが設備名や工程名の一覧だけだと、何を頼めるかが外から見えにくくなります。
お客様は、設備ではなく「作りたいもの」や「困りごと」から頼み先を探しているからです。
作れるもの・用途・依頼の範囲から探せる形に整え、設備や実例には「何ができるか」の言葉を添えましょう。
頼めたはずの仕事を取りこぼさないための、対応範囲の整理の仕方と見せ方を紹介します。
この記事でわかること
- 印刷会社・加工業のホームページで「対応範囲」が伝わりにくい理由
- 作れるもの・用途・依頼の範囲から、対応できることを整理する方法
- 設備・加工の実例と、入稿や色の不安に答える情報の見せ方
- 相談しやすい見積もりの入口と、見直しのチェックリスト
「何を頼める会社か」が伝わらない理由

伝わらない主な原因は、会社側の分類で情報が並んでいることです。
お客様は設備名や工程名ではなく、「作りたいもの」や「困りごと」から探しています。
設備の型式や工程名の一覧だけでは、専門知識のない担当者は判断できません。「チラシを少し作りたい」「試作の箱を作りたい」といった場面と結びついていないからです。
「印刷全般」「各種加工」のような広い言葉では、何が得意かも伝わりません。
発注する人によって、知りたいことの深さが違う
- 企業の総務・販促担当:何をどこまで頼めるか、データがなくても大丈夫か、費用の決まり方
- デザイン会社・広告会社:入稿データの仕様、対応できる用紙や加工、色の再現、納期
- 同業・近隣の会社:特定の工程だけを頼めるか、急ぎに対応できるか
初めての発注者には分かりやすい言葉で、制作のプロには仕様の一覧で答えるなど、二つの深さで情報を用意すると親切です。
対応できることを整理して見せる

対応範囲は、お客様の目線で複数の切り口から整理しましょう。
入口が複数あれば、さまざまなお客様が合う情報にたどり着けます。
「作れるもの」から探せるようにする
パンフレット、パッケージ、ラベル、看板など、完成品の種類で分けると当てはめやすくなります。
各ページで、素材やサイズの考え方、仕上げの選択肢も説明しましょう。
「業種や用途」から探せるようにする
飲食店のメニュー、商品パッケージ、展示会の販促物など、業種や用途ごとに紹介する方法もあります。
「同じような会社の仕事もしている」と分かると、安心して相談できます。その業種によくある悩みや注意点も書くと、専門性が伝わります。
「依頼の範囲」と「できないこと」を示す
- 企画・デザインからの相談に対応しているか
- 小ロットや試作、一点物の相談ができるか
- 他社で印刷・加工したものの後工程だけを頼めるか
- 梱包・発送・保管など、納品までの対応範囲
対応していない内容も、「この加工は協力会社と連携します」「この素材は扱っていません」と書いておきましょう。
お客様は判断しやすくなり、会社側の手間も減ります。
設備と実例は写真と言葉で伝える

印刷や加工の品質は、言葉だけでは伝わりません。
設備や仕上がりの写真に「何ができるか」の説明を添えると、技術の価値が伝わります。
設備は型式やスペックだけでなく、「このサイズまで」「この厚みの紙まで」のように、できることに言い換えて書きましょう。
加工は「見本」が何よりの説明
箔押しや型抜き、特殊な折りなどは、仕上がりの写真が何よりの説明になります。
光の当て方を変えた写真や、手に持ったサイズ感が分かる写真があると、質感まで伝わります。
手がけた制作物を載せる場合は、お客様の了承を得て、社名やロゴが写らないよう配慮しましょう。
強みの伝え方は、町工場の技術ページの作り方|設備や加工の強みが伝わる見せ方でも紹介しています。
町工場が多い東大阪周辺なら、「この工程だけ頼みたい」という相談も想定し、得意な工程を具体的に書いておきましょう。
相談しやすい問い合わせの入口をつくる

印刷や加工は、仕様が固まる前に相談したい仕事でもあります。
「決まっていなくても相談できる」と、問い合わせの入口ではっきり伝えましょう。
入稿と色の不安に先回りして答える
初めて発注する方がつまずきやすいのが、データと色です。
- 受け付けるデータの形式(PDF、Illustrator、Word・PowerPointの可否など)
- 塗り足しや文字のアウトライン化など、入稿時の注意点
- データがない場合や、手書きの原稿からの相談方法
- 画面と印刷で色の見え方が違うことと、色校正の有無
見積もりフォームと費用の考え方
見積もりフォームは、種類・数量・サイズ・納期・データの有無を選択式にすると入力しやすくなります。
必須項目は最低限にし、図面や画像、参考にしたい現物の写真を添付できるようにすると、やり取りが減ります。
金額を示しにくい業種だからこそ、「数量・用紙や素材・加工・納期で費用が変わる」と考え方を書いておくと親切です。
「データ確定から最短で何日か」の目安も、急ぎのお客様が知りたい情報です。
フォーム全体の見直し方は、ホームページの問い合わせを増やす5つの改善策|中小企業向けの見直し方で解説しています。
見直しのチェックリスト

今のホームページを、初めてのお客様の目線で確認しましょう。
- トップページで「何の会社か」がひと目で分かるか
- 作れるものや得意な工程が具体的に書かれているか
- 依頼できる範囲と、対応していない内容が分かるか
- 設備や制作物の写真に、できることの説明が添えられているか
- 入稿データの形式と、データがない場合の相談方法が書かれているか
- 見積もりフォームが入力しやすく、添付もできるか
- スマートフォンでも写真や説明が見やすいか
社内でそろえること、任せること
日々の生産や納期に追われる中で、整理や原稿、撮影まで社内で行うのは大変です。
設備の仕様や加工の一覧、制作物の現物は社内でそろえ、見せ方の整理や原稿は制作会社と進める方法もあります。
古い構成のまま情報を足し続けているなら、ホームページリニューアルのタイミングは?見直しのサインと進め方も参考にしてください。
印刷会社・加工業のホームページでよくある質問

設備の型式やスペックは載せたほうがいいですか?
載せましょう。デザイン会社や同業の方には、判断に欠かせない情報です。
ただし一覧だけで終わらせず、「何ができるか」の言い換えを添えると、初めての方にも伝わります。
料金表を載せられない場合は、どうすればいいですか?
数量・用紙や素材・加工・納期で費用が変わることを説明し、見積もりに必要な情報を示しましょう。
定番の商品だけ、条件をそろえた価格例を載せる方法もあります。
お客様から預かったデータの扱いは、書いておくべきですか?
未発表の商品情報などを預かる仕事なので、データの管理や秘密保持の考え方を書いておくと安心してもらえます。
個人情報を含む宛名印字などを受ける場合は、その取り扱いの方針も明記しましょう。
小ロットの依頼ばかり来ても困りませんか?
受けられるロットの目安を書いておけば、合わない依頼は減らせます。
反対に、小ロットや試作を強みにするなら、トップページで目立たせましょう。
まとめ

この記事のまとめ
印刷会社・加工業のホームページは、お客様の目線で対応範囲を整理することが大切です。
作れるもの、頼める範囲、対応しない内容を示し、設備や実例は写真と「何ができるか」の説明で伝えましょう。
- 「作れるもの」「業種・用途」「依頼の範囲」の複数の入口で探せるようにする
- 初めての発注者と制作のプロ、両方に合う深さで情報を用意する
- 入稿データと色の不安に、先回りして答える
- 仕様が決まっていなくても相談できる見積もりの入口をつくる
合同会社みんなちがってみんないいでは、東大阪を拠点に、中小企業のホームページの企画から運用までご相談を承っています。対応範囲の整理や原稿づくりも、ホームページ制作のサービスでご一緒に考えます。
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弊社でお手伝いできること
- ホームページの企画・構成づくりから制作・公開まで
- WordPressを使った、社内で更新しやすいサイトづくり
- 今あるホームページの見直し・リニューアル
- お知らせやブログ記事など、公開後の発信のご相談
- 公開後の更新や運用のご相談
「何から始めればいいか分からない」段階でも大丈夫です。社内でできることと、任せることを一緒に整理します。